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【BT-003PRO】BSレーシングスクール【豪華インストラクター】

9月2日に筑波サーキットで開催されたBSレーシングスクールに参加してきました。

この不景気の最中に新しくなったBT-003PROが無料で貰えて、しかも伊藤真一選手をはじめとする豪華な全日本ライダーのインストラクター多数で走行料も全部タダ!

そんなおいしいハナシは聞いたことがないので、これはある意味タダならぬ予感もします。

そう言えば申し込み用紙の筑波ベストタイムを自己申告する欄には<例 筑波1分01秒5>というハイレベルな記入例だし、これは最低でも地方選手権クラスでシングル順位以上ライダー対象のプロモーション目的なんだろうね。
今回はBSプロショップの(ディアブロプロショップでもあるけど)リーンウィズからの好意でお誘いして貰ったけど、自分だと少し場違いにならならいのだろうか。

という心配は当日に筑波サーキットに到着してみると全く必要なかったみたい。

参加された人達はTTなどのサンデーレースやフリー走行ライダーばかりで、逆に選手権で良く見かけるチームやライダーは殆ど居ません。

昨今はロードレースに参加するチームやライダーも少ないし、遠回りに宣伝するよりも最もタイヤ消費人口の多いサンデーレーサーを直接マトにしたほうが手っ取り早いというマーケティングなのかな?

あっ。スンマセンどうでもいい前置きが長くなりました。


そうそうそれでBT-003どうなのよです。

BT-003がどう変わったのかというと、旧モデルは積極的にフロントタイヤを潰して面圧を稼ぐと真価を発揮する上級者仕様だったのに対し、今度の新型は扱いやすいように低荷重でも性能を発揮できるようにして、更にはブレーキを早目にリリースしても二次旋回に移行しやすくアクセル開けながらでも曲がる特性になったとか何とか。。。MCさんとタイヤ開発の方からは確かそんなハナシだったデス。

実は自分はこのタイヤを使うのは初めてではなく、もて耐で乗ったバイク(GSX-R1000のk9)もこのタイヤだったのだけど、その時に感じたのはややアンダーステアで普段使っているレーステックと同じように乗るとライン1本外側を走ってしまうものでした。

だけど同じバイクとは言えセッティングは違う自分のK9に装着するのは今回が初めて。※ここからはかなり個人的な感想なので参考にならないかも。

はじめは言われた通りに「ブレーキリリース早目で二次旋回に移行したらアクセルを開けても曲がる」を試していたのだけど、やっぱりアンダーステアな印象だったので、だったらもっとアクセル開ければ曲がるのかも知れないと003の性能を信じて普段より少し早目にアクセルを開けたら盛大にリアがスライドして転びそうになったりと散々な目に。。。(笑)

このまま微妙な印象で終わるのもアレだし、ならば今度はタイヤ開発の人が言っていたこととは逆にしっかりとコーナー奥までブレーキを残し、その分進入スピードを高めでという乗り方で試してみるとさっきまで感じていたネガな部分が消えてとても良く曲がるように!?

それも切れ込む感じでは無くスムーズにフロントも入っていく感じで安心感も格段に高くなりました。

タイムのほうもベスト更新とは行かないけれども2秒半ばくらい。

ブレーキを早目にリリースというのはあくまで当社比(BS)であって、ピレリーやメッツラーよりはしっかりとブレーキ残してフロントタイヤに荷重を乗せた使い方が正解っぽい。

そっかそっか。そもそも自分の次元が低すぎだったのね。

そう言えば筑波1分切るようライダーは膝擦りながらフルブレーキとか聞いたことあった。

(旧BT-003の使い手から比べれば)確かにブレーキリリースは早目デスネ?違うかもしれないけど。(汗)

個人的にはこのタイヤはイイかもしれませんが、なんとなくかもしれないけど馴染めた頃には走行時間の終わりのほうだったからもう一度ちゃんと走ってみたいかな。

というのも4日前にもて耐が終わったばかりで、心も体も満たされすぎで抜け殻状態な上に、この日も走行後には軽い目眩と頭痛がするくらい暑かったし。

それにしても、結局のところ今日はブリヂストン様のスペシャルサービスな走行会という感じで、特に売り込んできたり積極的なリサーチをする訳でもなく、むしろ参加者達は楽しかった豪華インストラクター達との思い出話で盛り上がって終わった太っ腹なイベントでした。

いや実は気付かないところで何かの人体実験があったのかもしれませんが。

自分は来シーズンはBT-003を使います!たぶん!

もて耐 マスターズ 2010 決勝

さていよいよ「もて耐マスターズ」の決勝です。

スタートライダーは一番タイムの良いライダー、2番目は燃費の稼げるライダーで3番目はその中間みたいな組み合わせ。

自分は3番目に乗るライダー。

このレースのチームとしてのプランは燃費を稼いで7回給油で走りきろうというもので、2速ギアと11000回転以上は使用禁止というオーダー。


■スタート~序盤
スタートライダーは足も速いらしくなんと2番手で1コーナーへ。

これがスプリントレースなら大はしゃぎなのだけど、耐久レースだとピット内も割りと平然としていて耐久レースっぽい落ち着きぶり。

ライダーも多少はペース上げてるけど、数周もすると燃費重視のプラン通りの走りに。

しかも計算していたよりも燃費がいいみたいで第1ライダーも第2ライダーも予定の周回数より1周ずつ多く走って帰ってきて、確か8番手あたりだったけど、自分達のチームのピットインのタイミングから逆算すると割りといい感じかもしれない。

そして自分の出番。

予想はしていたけど、既にタイヤは酷い状態でスリップサインは勿論、立ち上がりで使う部分が極端に少なくなってゴリラの頭のように変形。極端に言うと凸のような形になってる。

それもそのはず今日の茂木も気温は35℃オーバーで路面温度もきっと60℃近いんじゃないかという猛暑日。

別にタイヤが減っていても神経質になるほうじゃないけど、本来2速で曲がるコーナーの立ち上がりを3速でアクセルを開けてもスライドするからしっかりバイクを起こしてからじゃないと加速できないけど。

タイムはオーダー通りくらいで順調に走るも、10周目くらいに早くもシフトペダルが脱落というトラブルが発生。

4速ならそのまま予定の周回数まで走ることも出来たのかもしれないけど、3速だったのでどうにもならなくピットイン。

すると迅速なメカの人達が2~3分で修理を完了してくれてピットアウト出来ました。

ただ、さっきまで順位争いしていたチームにはLAPダウンされていてます。

ここで少しくらい速く走ったところで殆ど意味が無いのかもしれないけど、やっぱりライダーとしては少しでも遅れた時間を取り戻すために燃費走行はしたままでもタイムアップをしなければという使命感があります。

そう言えばフロントタイヤはリアと比べて減ってなかったから、進入スピードで稼いでタイムをカバーするように走ったらどうだろうと試したら、オーダーよりも1周あたり2秒ほど縮める事に成功した。

が!これは体力の消耗が激しくて数周しか維持できず、その後の3周くらいはタイムが激落ちしてしまったから頑張った割には大して変わらなくて完全にクタビレ儲けな結果に。


■中盤
さっきのトラブルで落とした順位も多少は取り戻してきたのか6~7番手あたりを走行する場面も出てきました。

まあ耐久レース中盤の順位は全くアテにならないけど、他のチームのピット回数を予想するとこれから入ってくるチームが多そうだから、またも意外といけるのかという期待も出てきた。

そして2回目の自分の出番に。

この時間帯は気温もピークに達して体力的に一番キビシイ。

普段は全く気にならなかったGSX-Rのクラッチを握るのも重くて辛く感じるくらい。

もちろんブレーキを握る握力もなくなってきたけど、こっちはリアブレーキを普段より強く踏んで相殺していたのでそんなに辛くなかったのと、逆に3コーナーはリアブレーキを引きずりながらアプローチするほうがスムーズなのも発見したりして。

やっとガソリンの警告灯が点いてメインストレートでライダー側からの給油サインをピットに出したら、思ったより燃費が良かったらしくて、さっき燃費が良いからと水増しされた周回数が更に余計に1周追加になってしまって涙目。

いや・・・これはレースの展開としては嬉しいの事なのだと自分に言い聞かせながら24周を消化しました。

ピットに帰ってくると、自分は一つ前のポジションのチームに対し1周あたり7秒くらい縮めて走っていて、既にLAPダウンではなく同一周回数にいるみたいで今度は頑張った甲斐があったっぽい。

もうクラッチレバーを握る指が痺れて感覚がおかしかったりしたけど、今日の自分の出番はこれで終わりだからそれでも問題ない。はずだったのだけど・・・。

この時点でのポジションも確か7番手あたり、ここから先はピットは一回しか行わない予定なのとエンジン回転数の制限もしなくていいプランに変わって、新品タイヤを装着したエースライダーもきっと頑張るし、ますます上位入賞を期待できそうな雰囲気に。

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■終盤~ゴール
順調に飛ばしてたエースライダーが何故かピットに戻ってきた!?

またもトラブルが発生したようで、今度はスプロケの歯を飛び越してしまうほどチェーンが伸びてしまったらしい。

スプロケもボロボロになってしまい、この対応にはさすがに時間をとってしまいポジションも大幅にダウンしてしまいました。

ここで残念ながら上位入賞は絶望的という判断になり、だったら最後にもう一度ライダー交換して皆で乗ろうよということで自分もフィニッシュライダーとしてまた乗ることになりました。

まあ自分の最後に受け持つのは8周のみだし、もう順位は気にせずに多少ペースを落としても転ばずに完走するのみ。

それにチェッカーを受けられるのは耐久レースでは嬉しい役割。

そして最後にバイクを受け取り走り出したら、これが自分で想像していたよりも体力も残ってないし、クラッチレバーを握る指の感覚もおかしくて、必死で走ってるのだけど多少では済まないくらいの酷いペースでしか走れない。

それでも後ろのチームはLAPダウンしているから、もし抜かされてもリザルトには影響しないのだけど実際に抜かされてしまうと悔しいもので僅かな体力を振り絞って追いかけたりして。

そのライダーも余裕で抜いたはずの自分が付いてくるのが不思議なのか何度も後ろを振り返ってました。

そして最後のダウンヒルでそのライダーをパスしてフィニッシュ。

セーフティーカーを先頭に夕焼けの茂木フルコースを走り、177周回で完走しリザルトは11位でレースが終了しました。

もて耐に慣れたSTAFFが立てたプランは完璧で、順調に走れていたら上位入賞も夢ではなかったのかもしれないけど、これぞ耐久レースって感じで楽しかった。
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■オーナーのたいちさんも大喜び
ベストデザイン賞を受賞しました。

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あともしかしたら最多ピット賞もあるかも。

もて耐 マスターズクラス 予選

今日はもて耐の予選でした。

結果はマスターズクラス6位。

タイムはまだまだだけど、走行後に流行りのGPSデーターロガーを見せてもらったら遅いセクションが良くわかった。

一昨日の茂木レーシングスクールで指摘されたところとドンピシャなのが凄い。

まだタイムも絞れそうだけど、耐久レースはタイムだけでは無いので上手くマネージメントをして、少しでも上位を狙いたいものです。

茂木レーシングスクール

今シーズンはオートバイをお休みする予定だったのだけど、突然の思いつきで「もて耐」に参加することを考え始めたのが6月上旬だったかな。

そして7月に無謀にもエントリーした茂木選手権はスタート時の事故で中止になり、壊れたK9は3日前に直ったばかりという状況。

現時点での茂木フルコースの経験は延べで2時間程度。

その内の1時間は2日前に直ったK9の走行テストに行ったもの。

足りない経験値を手っ取り早く埋められるかと思って茂木レーシングスクールに参加してきました。


■天気が微妙

いつももて耐の公開練習は雨なので、きっと同じチーム員のN君が雨男だと思っていたのだけど、もしかして自分がそうなのか2日前まで超晴れ予報が雨予報に。

8時半の受付開始から走行開始まで時間がないので、レインタイヤを履く可能性を考え7時に茂木に到着するも、ゲートオープンが8時からだって!?

受付後には開講式、ブリーフィングがあってスグに走行だからそれじゃウォーマーすら微妙じゃない…。

と、思ったら恐らくスクール常連の方が茂木と掛け合ったのか7時過ぎにはピットに入れました。

■開講式

この開講式でクラス別けがあって、自分はAクラスに割り振られました。

Aクラスの先生は亀谷選手。

先導付きのクラスもあるのだけど、自分のクラスは好き勝手に走ってると先生が追いかけてきて、走行後にアドバイスをくれるというスタイル。

■1本目

確かに一クラス5人の少人数制だけどさ、好き勝手に走ってる生徒を全員見れるの?なんて思いながら走行開始。

終始後ろからの気配は無くて、やっぱりかと思っていたら走行後に亀谷選手がピットに来て

・ブレーキングが甘い。
・S時の2個目のライン取りにロスがある。
・ヘアピンの進入時のラインがアウトからアプローチしすぎ。
・クラッチ操作が雑。

などなどのアドバイス。

いや…参りました、細かく見ているんですね。

走っている最中は全く後ろに気配を感じなかったのですが、まるで忍者のように何時の間にか後ろについて気付かない間に去って行ったようです。

そこで、自分の茂木経験値を話すと次の走行はレコードラインを先導してくれるとの事。

■2本目

2周くらい11秒程度のゆっくりしたペースで丁寧にラインとブレーキングポイントを教えてもらいました。

そして亀谷選手から離れタイムアタックしようと思うも雨が降ってきた。

結構なペースで走っている人も居たのだけど、自分はスモークシールドで路面の状態がわからなく、少しシールドをあげて路面をみながら走っていたら結構濡れているじゃない。

と思ったらその人は5コーナーで転等してたけど。

■3本目

さっきの雨はスグに止んでドライ。雨男疑惑は晴れそうです。

3本目は多少ペースが落ちても、さっき教わったラインをトレースできるように走行。

すると今度ははっきりと後ろから迫る気配を感じた。

あれ?自分の次の人とは4秒以上のタイム差があるはずなのに誰が煽ってくるの?

と振り返ると動画撮影のためだと思うのだけど亀谷選手でした。

走行動画も大切だけど、やっぱり亀谷選手の後ろを走っていたほうが勉強になるのかもって思い、前に出てもらうとさっきより少し早目の8秒台ペースで先導してくれました。

そしてアドバイスは

・バンク角に余裕がある。
・まだラインの精度が甘い。

とのこと。

バンク角に関しては、けして駄目じゃないけどクイックに曲がるには、もう少し寝かしても良いかもねってレベルだって。

■4本目

流石に少し疲れてきたので自分なりにペースを落として丁寧に走っていたけど、亀谷選手のアドバイス効果なのか、それでもベストを更新しているし、既に今日一日で35ℓくらい使ったガソリンも底を突いたので7分くらい残して走行終了。

そして最後のアドバイスというかこれはコメントかな

・まだ伸びしろはあるからもう少し練習すればタイムも縮まるはず。

との事でした。

今日は気温も高くなかったし一昨日よりは楽だったけど、流石に30分×4本はちょっとは疲れたし、他の参加者もヘトヘトな様子の人も多かったけど、各インストラクター達は汗一つかいて無い。

しかもマーシャルのオートバイはマフラーどころかタイヤまでノーマルなのにね。


■参加した感想

亀谷選手のアドバイスは的確なものだったし、他インストラクターでの参加者の方達もかなり満足していたようでした。

例えば自分の場合は、ブレーキングポイントやコーナーへの進入スピードなんかは即日にマスターできないだろうけど、今後の練習課題になったし、逆にライディングフォームや根本的な乗り方は問題ないことを確認できた。

目的意識や課題があって参加するならば、とても価値あるスクールなのだと思います。



さて、明日はいよいよもて耐の予選です。第2ライダーなので転ばない程度に頑張ります。

K9の修理完了

■レーシングスクールに参加する前に茂木へ。

当日にやっぱり壊れていたなんてことになると、35000円もするスクール代が台無しになってしまうので、茂木に走行テストへ行きました。

予算の都合で一本出しマフラーになってしまったK9。

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■茂木のピットは素晴らしい

ツインリンク茂木は、現地9時過ぎに到着してもピット難民になることは無い過疎っぷり、素晴らしい環境。

筑波サーキットの場合は朝6時前に到着してもにピットは取れないもの。

ブレーカーも落ちない電源はあるし、エアツールも使えるし、テレビも観れるモニターまで付いる。

あとは無線LAN環境があれば最高なんですけどね。


■K9の走行テスト

走行前に各部の増し締めや点検をしていたら、オイルフィラーキャップのワイヤリングをしていないことに気付いたのだけどワイヤーを持ってくるの忘れたみたい。

誰かにワイヤーを譲って貰おうと思ったけど、茂木ビギナーな自分には知人が殆ど居ない。

それで探し回ったら、どうにか面識だけはあったNRプロジェクトさんが近くのピットに居たので譲って貰いました。有難うございました。

4時間以上使ったタイヤと高すぎる路面温度でグリップ感は乏しいけど、大きなトラブルもなさそうさので一安心。

あと今回スプロケを45から42に変更したのだけど、これはちょっと失敗かも。

2コーナーからの立ち上がりで回転数が落ちすぎて加速が鈍くさいのと、全体的な繋がりも中途半端な感じ。

これは筑波と同じ44がベストな気がしているけど、その肝心の44がどこかに行ってしまって見当たらないのだけど。


■気温36.3℃ 路面温度60℃

実はもうひとつテストがあって30分間の連続走行体力テスト。

実際のもて耐はそれ以上の連続走行になるのだろうけど。

気温36.3℃路面温度60℃と走る前から嫌になる、体力テストには最高のコンディション。

アミノバリューをガブ飲みして走行開始。

1本目はまだしも2本目は走行後30分は動きたくないくらい厳しいものだった。

しかし、どうして耐久レースってもう少し涼しい時期にやらないのだろうか。
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    Author:ko-ki
    2008年よりサーキット野郎になりました。

    飽きっぽいので何時まで続くかわかりませんけど。

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